ビジネス会議風景
CASE STUDY OLD お客様事例

具体的な戦略指導と実践でリピート率が4倍増に! ―EC通販サイトリニューアル―

背景

ECサイトのブランディングの前の画像

ウェブサイト「グリーンペコ」
リニューアル前

リヴィジョン様は、グループ会社にライフスタイルブランドの輸入商社を持ち、それらのブランドをインターネット通信販売(以下EC)によって事業を展開している会社です。これまで、楽天でのECを中心に展開してまいりましたが、自社ECサイトの開設と同時に、楽天のECサイトのブランドの見直しも行いたいと考えておりました。

そのようなときに当社のカテゴリーキラー戦略のノウハウを取り入れ、ECサイトのブランドリニューアルに取り組みました。そこでは、改めて通販店舗を運営していくにあたっての想いや自店の強み、さらには競合分析、ターゲットの明確化の整理なども行った上で、ショップコンセプトを確立し、店舗名の変更も含めて、ECサイトを制作することとなったのです。

課題

  • 単品ブランドにお客様は付いているものの、お店(ECサイト)のファンにはなっていない。

解決のためのポイント

  • ECサイトにおける戦略立案
  • ブランド表現開発
  • サイトリニューアル・各種ツール制作

結果

  • ブランドの成長に伴って、リピート率も約4倍になった。
  • マーケティングの共通言語をもとにブランディングのプロセスを進めることができた。
  • コンセプトや戦略プランの見える化を行ったことで仕事の結果に至るまでのスピードが変わった。

recocochiロゴ

店舗名「リココチ」および ブランドロゴマーク、タグライン

リニューアルした自社ECサイト

リニューアルした自社ECサイト

ポストカードデザイン

ポストカードデザイン

ギフト用ラッピングパッケージ

ギフト用ラッピングパッケージ

封筒デザイン

封筒デザイン

まとめ

本事例は、ECサイトのブランドリニューアルがテーマでした。ただ単に、サイトをおしゃれにするだけとは考えずに、カテゴリーキラー戦略に基づき、店舗のビジョンやミッションの確立、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)も試行錯誤しながら決定しました。さらに、サイト制作に必要な表現コンセプトやロゴマーク、また店舗名もアウトプットした上で、サイトの制作、各種ツールの制作まで参加メンバー自らが行いました。その結果、サイトリニューアル後に、大きな販促予算を投下することなく、なんと、リピート率が4倍増と、顧客から支持されるサイトに生まれ変わりました。

しかし、これだけが、このプロジェクトの成果ではなかったのです。コンサルティング指導を受けることによって、指導を受けた社員がより論理的かつ具体性を持った戦略思考ができるようになったのです。現場のマネージャーからは、「仕事の結果に至るまでのスピードが変わりました。」とお喜びの声をいただいております。

本事例のように、戦略思考を学びながら実践的なプロジェクトに取り組むことで、業績アップのみならず、幹部社員や現場スタッフの成長にもつながります。よい成果が出れば、モチベーションもあがり好循環になっていくでしょう。次世代を担う幹部社員の育成などをお考えの経営者は、座学にとどまらず、実践的なプロジェクトを通じて実施されることをお勧めします。

もし、貴社におかれましても、WEBショップのリニューアルや、店舗のイメージチェンジなどを行う場合は、長期成長を前提としたビジョンや、自社が今後伸ばしていく強みをよくよく考えて、その業界でカテゴリーキラーとなるようなブランドづくりを目指して欲しいと思います。多くの企業が、その点の検討に時間をかけずに、いかに売っていくかに目を奪われがちですが、1年、2年と時が経過するごとに競合も売り方がうまくなっていきます。結果として、売り方の勝負は限界があるのです。もっと、本質的なところにじっくりと向き合い事業を強くしていかなければなりません。時間やお金を有効に活用するためにも、課題の全体感の中から、本質的な課題にフォーカスして取り組んで欲しいと思います。

 

【追伸】
本事例にみられる戦略づくりのポイントをまとめた書籍を出版しました。
10年で300社以上の中小企業を指導した、豊富な事例やノウハウを一冊にまとめました。

書籍の詳細は、こちら
書籍サイトへ


※文中の「カテゴリーキラー」とは、独自性が高く、競合他社を圧倒するほど差別化された、強い、商品・サービス・事業のことを指しています。