ペンと手帳
COLUMN 儲かる10億円ヒット商品・事業をつくる「カテゴリーキラー戦略」コラム

第14話 新しいこと(事業)を始めるときに、あなたに気をつけて欲しいこと。

 


 

 
 「まだ投資しなくて良かった!」先日、当社にご相談に来られた経営者が発した一言です。

 

自社の新しい事業を始めたい、とご相談にいらっしゃいました。


 

※カテゴリーキラーとは、競合他社を圧倒する差別化された強い商品・サービス・事業のこと。


 

わたしたちは、新しい事業を始めようとしている方、これは起業をする方も含めてお話をお伺いするときは、いつも嬉しくなります。

 

想いが強く、これを成し遂げたい!やりたい!という夢や希望にあふれて、熱く語る方を目の前にすると、心から応援したい!と思います。

 

特に、ご自身の体験に裏打ちされた、過去の気付きを持って、そのことを事業としたい、と考えている場合は、何となくぼんやりと、やりたい、と考えている方に比べて、何倍もの説得力と熱量を感じます。

 

このご相談にいらした方もそうでした。

 

ご自身のある体験から、そのことに困っている方を救いたい、もちろんビジネスとしても成立させたい、という強い想いを持って熱く語られ、当社もできる限りのサポートをしたい!と、心を動かされました。

 

「熱い想い」というのは、いつでも人の心を動かし、周りを巻き込み、自然と、そのビジョンに向かって、突き進むのだな、と改めて感じました。

 

しかし、一方で、よくよくお話を聞いていくと、想いはすごくあるものの、展開しようとしているビジネス、戦略に関しては、まだまだ深く練られていないことに気づきました。

 

ある程度の投資を伴うものなのですが、今後の長期的な発展していくためのシナリオや、今後、参入が予想されるであろう競合への対策、収益化など、いくつかの課題がまだあることを聞いている中でわかってきました。

 

当社で考えるべき戦略のレベル感が100あるうちの10にも満たない仮説で進めようとされておりました。

 

これまでもよくあることなのですが、プロからすれば考えがまだまだ浅く感じるものの、数千万円の投資を伴うような事業を、その浅い仮説で進めようとしていること自体、非常に危険なことなのです。

 

当然、考えている本人からすると、もうすでに十分に考えてきた(と本人は思っている)内容となっているため、いったいどこに問題があるのか、ということすらイメージできないことがあります。

 

さらにこのようなとき、いつも相談される立場として悩ましいことは、相談者がすでにやる前提でご相談頂く場合、懸念点を申し上げても、あまり聞く耳を持たないことです。

 

多くの経営者は、ご自身の考えに自信を持ってお話しされるわけですから、当然否定されることは、あまり喜びません。むしろ専門家に肯定されることを期待して、ご相談にこらえるケースもあります。

 

もちろん、会社の体力などから、あまり負担にならない投資であれば、やってみることを止めるわけではありません。むしろビジネスは、やってみないとわからないことだらけです。

 

しかし、会社の体力からみても、重い投資が伴ったり、また全社を巻き込んで新しいことを始める場合には、簡単には失敗できませんし、それよりも何よりも、そのことが足かせとなって、倒産の憂き目にあってしまう場合もございます。

 

私もこれまでに、そのような会社、つまり新しいことを始めて、投資を行い、倒産や厳しい状況に立たされてしまう企業をいくつも見てきました。

 

そのような厳しい状況に立たされている企業からのご相談もあり、もちろんできる限りの支援はしますが、やはり当社のコンサルティングで考えていく内容によっては、多少の投資を伴って攻めることも必要になってくることもあるため、余力がないと、前に進まなくなってしまう場合もあります。

 

もちろんお金ではなく、人的な部分でお金をかけずに進めていく方法もありますが、それには、やはりそれなりの時間がかかるのと、結果としては人件費がかかっているため、それも長続きしていかない場合もあります。

 

私は、新しいことを始める場合には、一度冷静になって、その事業が本当にうまくいくのか、ということを見つめ直すことが大切だと考えております。特に多くの投資を伴う場合は。

 

京セラの稲盛氏といえば、京セラフィロソフィーやアメーバ経営で、ことに有名で、その中でも、経営者としての力を養うために、経営十二箇条というものがあります。

 

経営十二箇条とは、経営者が、経営目的を持つことや強い意志を持つことなどの重要性を12個にわたって整理されたものであり、まさに経営者のための行動指針です。

 

しかし、意外と知られていないことかもしれませんが、稲盛氏は、その経営十二箇条を全うする前に、新しいことを始めたり、起業する場合には、本当に儲かるだけの市場なのか、事業になるのか、という、まずビジネスとして成り立つかどうかを検証することの重要性を説いています。

 

経営目的や理念、ビジョンなど、「想い」が大切だということは言うまでもないですが、それと同じぐらい、その市場や事業の見立て、つまり「戦略」を立てて物事を進めるということが大切なのだということを示しているのだと思います。

 

冒頭にお話しした経営者、ある投資を決断していたのですが、思いとどまって、改めて、今後の長期的な発展していくための戦略シナリオを、もう一度考えてみたい、とお話ししてくれました。

 

熱い「想い」、それに伴って、そのことを実現していくための「戦略」、このことを改めて考えさせられる一件でした。

 

株式会社ミスターマーケティング

代表コンサルタント

吉田 隆太

 

【追伸】

 もし、現在、新しいことを始めたい、事業を考えたい、もしくは、新しい事業を始めている、という経営者は、一度当社のセミナーを聞くことを、お勧めしております。

 

 事業を進めるうえでの全体感を把握することができますので、話を聞いていただきながら、自社について見つめ直していく良い機会にしていただけるものと思います。

 

 よくあるどこかの大企業の事例を伴った学問的なお話をするだけではなく、これまで10年300社以上のコンサルティング経験から導き出したノウハウと成功事例を一緒にお話しさせて頂きますので、論理的かつ実践的にご理解できるものと思います。 

 

 機会がございましたら、ぜひ一度ご参加ください。

 

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