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大学のブランディング。

氷と水揚げマグロ

ブランディングで近年有名になった大学がある。

近畿大学だ。

クロマグロの養殖に成功したことで、メディアに多数取り上げられ、その後も、企業とのコラボ商品として、マグロの脂を使ったリップクリームなど様々な取り組みもカンブリア宮殿などで取り上げられていた。

私が関心したことは、その大学案内である。

若者向けの雑誌を制作している会社に依頼して、雑誌風の大学案内を制作したところ、こちらも各種メディアで紹介されていた。

なんと今では、大学の受験者数でトップに躍り出て、受験費用による収入なども、バカにならないほど売上を上げていることだろう。

実は、この大学には、広報部がキチンとあり、そこがしっかりとPR活動を行っている。

他大学があまり取り組まないことを取り組むことで話題づくりを行い、かつしっかりとメディアに取り上げらるようにパブリックリレーションズを行うことでブランディングを行う好循環を作り出している。

これから大学は少子化の中で、淘汰が始まる。

その中で、大学もマーケティングやブランディングに取り組む必要が出てきている。

個人的には、大学は、分野を絞ることによって、もっと差別化する取り組みが必要であると考えている。

アメリカのビジネススクールでは、起業分野、マーケティング分野、ファイナンス分野、国際経営分野、など、各分野で、それぞれトップスクールが存在する。

どの領域にフォーカスするのか、企業に関わらず大学でも同じ課題に直面しつつある。