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日創研東京経営研究会にて

日創研東京経営研究会の勉強会

日創研東京経営研究会の勉強会に講師でお招き頂きました。

会場は、株式会社ベアハグさんの会議室をお借りして開催されました。

今回の勉強会は、PR(パブリックリレーションズ)をテーマとして、4回シリーズで開催されますが、私は第1回目を担当させてもらいました。

さて、PRとは?

簡単に言うと、いかにして新聞や雑誌、テレビなどのメディアに取り上げてもらうか(本来はもっと深い意味合いがあるのですが)という活動になります。

良いPRは広くマスコミに取り上げられ、商品やサービスの認知度を上げていく事ができます。

基本的には、マスコミの記事や番組内の話題として露出するので、宣伝広告のように費用はかかりません。

中小企業にはうってつけのマーケティング手法です。

このようなお話をしますと、「どうすればうちの商品は、テレビに出れるんだ!」「あの会社はなんで、あんなにテレビや新聞に出るんだ。」と、気になるところです。

しかし、マーケティングの全体感で見た場合、PRは、商品やサービス又は、企業そのものを知ってもらう、理解してもらう手段ですので、それよりも前に大切な事を考えなければなりません。

それは、そもそもPRしたい商品やサービスは、お客様にとって魅力的に見えているか。

他社にない差別化された強みはあるか。さらにそれが、メディアに取り上げられるほどのインパクトがあるか。

といった事が問われます。

もちろん差別化していない商品に無理やり話題をつくってしまうやり方もありますが、そのような商品の認知が広がり一時的に売れたとしても、継続して売れていく事は難しいはずです。

また、PRは、社会性、公共性を問われるので、その会社の理念や事業姿勢といった事も重要になります。

マーケティングの全体感を知り、課題の優先付けを行い、正しいプロセスで取り組むことが、結果として、近道になるのです。

今回の勉強会では、私どものマーケティング事例で、売れなかった製品のコンセプトを見直しリメイクしたことで、メディアに取り上げられ、ブレイクした事例をいくつかご紹介させて頂きました。

また、マーケティング大学卒業生の取り組みや成功事例なども紹介させて頂きました。

どんな業界のプロも課題の全体感をとらえ、取り組むべに優先付けをするはずです。

しかし、ことマーケティングとなると、とても広い領域でマーケティング手法が存在するため、この全体感をつかむ事が難しいのです。

私どもは、この全体感を見える化したものを『3ステップマーケティング』として啓蒙しています。

是非、個別の課題で悩む前に、「はたしてその課題は、マーケティングの全体感の中で捉えた時に、今やるべき最優先課題かどうか」の検証をしてみて下さい。

ここがぶれていると、全体感の中で失敗してしまいます。

●マーケティングの全体感を知り、課題解決の優先付けを行う。

●課題解決に必要なプロセスを知り、企画を充分にねる。

●その時々の環境に応じて、マーケティング思考で、PDCAをまわす。

マーケティングの好循環を生むためには、以上の取り組みが大切です。

今週末は、いよいよ九州初のマーケティング大学です。

今回もいろんな業種の方が参加される予定で楽しみです。