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経営は芸術(アート)である

こんにちは。

ミスター・エム マーケティングプランナーです。

ご無沙汰してしまっているようで申し訳ありません。

何かを書くということは、テーマを考え、
それに対して、論理立てをして、
伝えたいことを、伝わるように書く、という
一連のプロセスは、なかなか時間がかかるものだと
思いました。(言い訳がましいですね!)

さて、ところで、先日、小松亮太氏という
バンドネオン奏者の演奏会に、
千葉まで行ってきました。

小松亮太氏をご存じない方も、
葉加瀬太郎が演奏する「情熱大陸」の音楽を
ご存じかと思いますが、この中で、
アコーディオンに似た音色を出す楽器があり、
それが、バンドネオンといい、その演奏者が、
小松亮太氏です。

この「情熱大陸」の音楽をユーチューブにて、
聞いて以来、この人の音楽を聞きたいと、
いてもたってもいられず、検索したところ、
小松亮太氏のサイトがあり、その中で、
東京フィルハーモニー演奏楽団との
コラボレーションの演奏会が近々あるとの情報を得て、
行ってまいりました。

感想というと、その独特な音色は、私を魅了し、
約2時間、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

とても素晴らしい音楽でした。

もともとはドイツ生まれの楽器だそうですが、
それが、海をわたり、アルゼンチンに行きつき、
そこで、アルゼンチンタンゴの音楽を奏でる
楽器として、使われるようになったとのことです。

皆さまもぜひ、彼の音楽を聴きに行ってみてください。

また新しい音楽の扉が開くような気がします。

小松亮太氏のサイト
http://www.ryotakomatsu.com/html/

私の個人的な話ですが、高校生の頃に、
テニス部に入ろうと思っていましたが、
何を思ったか、マンドリン部に入部しました。

指揮者まで努めまして、指揮法や和声なども少々学び、
また様々なクラシック音楽に触れました。

その頃からクラシック音楽は大好きになりました。

誰かの歌い手のコンサート(ポップ音楽など)は、
何か、その人をこちらが仰ぎ見ているようで、
行くのがあまり好きではないのですが、クラシック音楽は
なぜか、そのような感覚もなく、たまに行きます。

さて、前置きが長くなりました。

「経営は芸術(アート)である。」

この言葉は、有名な経営学者、ソフィアバンク代表の、
「田坂広志氏」の著書に書かれてあった言葉です。

田坂広志氏のサイト
http://www.hiroshitasaka.jp/index.php

読んだ当時、私は、よくその言葉理解できませんでしたが、
最近コンサルティングで様々な社長と触れ合うにつれ、
その言葉は一つの経営の様相を呈しているな、と思いました。

特に芸術の中でも、クラシック音楽のオーケストラに
似ていますね。

様々な演奏者がそれぞれの個性を生かしながら、
それを指揮者が一つにまとめ上げて、
一つの音楽を作り出し、観客を魅了していく、
その過程や目的自体が、経営、ビジネスに似ています。

指揮者は、まさに経営者ですね。

自ら音楽を作り出すことはできません。

あくまでも、その楽譜から読み取る解釈をもとに、
様々な楽器に対して指示を出し、また
バランスを調整しながら、理想的な音楽を
作り上げていく、という作業を行います。

それぞれの楽器の各パートにも、トップ、
と言われる責任者がいて、そのパートを
まとめます。

もちろん小さな組織の演奏者、
独奏、四重奏・・・など、
指揮者のいない組織もありますが、
これは、誰かが、その音楽の開始や終わりの合図を行っています。

これは、ビジネスでも小さな組織の社長が、
プレイングマネージャーとして、現場と管理を
行うさまによく似ています。

そしてある一定の大きさになると、管理専門を行う
指揮者が必要になってくるという。

このように見ていくと、経営という行為自体が、
芸術を作り上げるがごとくのように、
みなすことができるかと思います。

一つの音楽を作り出し、それによって、
観客に感動を与える。

我々が作り上げていくビジネスという行為は、
音楽にも通じたところがあるような気がしました。

今回も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

ミスター・エム
マーケティングプランナー