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CASE STUDY お悩み解決事例

当社のコンサルティングをご利用いただいたお客様がどのような経緯で当社へご依頼いただいたのか。当社のコンサルティングをご利用されてどのような変化があったかなど、インタビュー形式でお伺いしております。

※インタビュー記事は、お客様の特別な許可を頂いて、掲載させて頂いております。

こちらの想いだけでなく、戦略的な整理でブランディングができました・・・おかげさまで、会社のイメージが明るくなって、リクルートで人材の応募数が倍増しました。 ―B to B企業のコーポレートブランディング(採用強化)ー

鈴木 知朗様

税理士法人 古田土会計

代表社員: 鈴木 知朗

法人化を契機に、「もっと組織として強くなりたい」

ミスターマーケティングと出会ったきっかけを教えてください。

6年ほど前に、共通のクライアント様を介してミスターマーケティングさんと出会いました。当初は私達がミスターマーケティングさんに月次決算書などの作成などの会計業務や、経営計画書作成の指導を行うかたちでお仕事をご一緒していました。しかし、当事務所の法人化をきっかけに、コーポレートブランディングを進めていこうと決めたんです。「もっともっとグループとして強くしていこう」という意図がありました。

もともと、ミスターマーケティングさんの開催するセミナーにも他の社員とともに参加させていただいてましたし、「凄いことやってるなぁ」という印象がありましたので、ぜひともミスターマーケティングさんにコーポレートブランディングのコンサルティング指導をお願いしたいと考えました。

その意味で、他社のサービスと比較することはありませんでしたね。コストも高くなかったですし。

ミスターマーケティングのサービスをよくご存知でいらっしゃったのですね。

そうですね。私達の会社のこともよく知っていただいた上でブランドを作っていかなければ、いいものは出来上がらないと考えていたので。その点でもぴったりでした。

具体的には、どのようなブランディングを進められたのですか?

新しいコーポレートロゴとタグラインの作成を依頼しました。名刺や封筒、レターヘッド、来社されたお客様にお出しするグラスなど、至るところにあしらわれています。

以前のロゴに比べて、「日の丸」、「元気の象徴として握りこぶしの表現」「右肩上がりの成長」をイメージした意味のある鮮やかなデザインに仕上がっていますね。また、ロゴマークに加えて、ロゴタイプも元気のある力強い表現になりました。

お客様からの反応はいかがでしたか?

ロゴとタグラインを変更して以降、「明るくなった」というお声をいただきましたね。ロゴなどに合わせて会社のホームページもリニューアルしたので、ずっと若々しくなりました。

以前は会計に関するお問い合わせはほとんどなかったのですが、ブランドリニューアル後は、毎月コンスタントにお問い合わせがくるようになりました。もちろん、そのうちの何割かは新規案件に繋がっています。

採用に関しても、リニューアル前より応募者の方が増えました。以前でしたら、説明会一回あたりの参加者数が20~30人程度だったのに対し、40~50人程度と倍増しています。加えて、応募者の質も向上しているように感じます。

若手から役員クラスまで、何時間もかけてブランディングについて議論

鈴木 知朗様2ブランディングを進めていくプロセスを教えていただけますか?

ミスターマーケティングさんのコンサルティングの場をブランディングプロジェクトという形で設け、5~6名の社員とともにブランディングについての質疑応答を何度も繰り返しました。3カ月ほどかけてじっくり詰めましたね。

参加したスタッフは、入社3年目の若手から役員クラスまでさまざまです。「ブランディング委員会」というものを立ち上げて、十人十色のバックグラウンドを持つ社員たちと議論を深めて、会社の強みを見つめ直していきました。

プロジェクトを通じて、どのようにして強みがわかったのでしょうか?

普通は会計事務所というと、税務計算が主な仕事になります。でも、それって、外にいるお客様からすると、どの事務所に依頼しても同じに見える。差がないわけですね。そこで、他の会計事務所との違いを考えた時に、まず「当社がお客様に何を求められているか」を追求し、それをアピールしていくことが必要だというところからスタートしました。

そこで考えたことは、私達はお客様に対して経営計画書の作成指導や、月次決算書資料提供といったサービスを行っており、これがアピールできるポイントじゃないかと考えました。

しかし、ミスターマーケティングさんに指摘されたのが「最もアピールすべき商品はサービスそのものではなく、指導や資料提供を担当する社員一人一人なのではないか」ということでした。実は、私達の事務所では、スタッフ一人一人のために経営計画書を作成しています。その中に、会社のビジョンも、各々のスタッフの抱える数字も、10年後、20年後のキャリアパスも全て記載されているのです。お客様に経営計画書の作成指導を始めたのも、これに倣ったものでした。

また、ミスターマーケティングさんは「社員」という強みの源泉となっているのが、「社員教育」だというのですね。それを聞いて、私達も「あ、そうだったんだ」と納得がいきました。アピールする強みとして「経営計画書の作成指導や月次決算書の資料提供といった、目に見える商品」に焦点を当てている段階では、このタグラインとロゴマークは生まれてこなかったと思います。

ミスターマーケティングさんに何度もオフィスへ足を運んでいただいて、当社の雰囲気を感じていただいたことが、タグラインとロゴのデザインにも反映されています。

コンサルティングを通じて、役員・社員の方々も気づいていなかったアピールポイントが出てきたわけですね。

はい。また、先程申し上げた通り、ロゴのデザインは日の丸をイメージしていますが、これには「日本中の中小企業を元気にしたい」という私達の想いが含まれています。「海外に出ていこう」という経営者の方もいらっしゃるのですが、私達の仕事は、国内の中小企業を盛り上げていくことなんですよね。

そして、税務計算は「過去」を洗い出す仕事。でも、私達が目指していくのは、「元気」と「未来」を届けることなんです。ミスターマーケティングさんのおかげで、この「元気」と「未来」を届けることができる「人(私どものスタッフ)」が強みであるということが明確になりました。

「これからいかに儲けていくか」が大事なのに、たいていの場合、中小企業の戦略は社長の頭の中にしかない。それをいかに「経営計画書」で「未来」の姿として明文化して、社員全体に浸透させていくかが大切です。そして、それをサポートし「元気」になってもらうことが私達の強みです。その強みを支えているのが「人(私どものスタッフ)」なんだということに気がつけたんです。議論を通じて、私自身も会社について、より深く理解できるようになったと思います。

実際にコンサルティングを受けてみて、「他社と違うな」と感じた部分はありますか?

やはり、現場重視という点と、マーケティングの視点で戦略的な整理ができるという点ですね。以前、ロゴのデザインを他社に外注した際には、ほとんどヒアリングもなく、単純に社長の指示に合わせたデザインが上がってきていました。それに比べると、今回のように何時間もかけて議論をして、こちらの想いだけでなく、マーケットとのすり合わせをしながらブランディングを進めていくというスキルは、他社と大きく異なると思います。

また、今回の私どものような企業のブランディングだけでなく、中堅・中小企業の製品やサービスのブランディングなどの実績も多数あることも安心してお願いできる点です。

差別化戦略やブランディング戦略を核としたコンサルティング指導に期待

鈴木 知朗様3今後はどのようにブランディングを進めていきたいですか?

当社だけではなく、会計業界全体のブランドをつくり、盛り上げていきたいです。ブランディングを通じていい応募者の方が増えると、中小企業も元気になり、業績だって上がる。それが、私達の本来目指していることです。

今後のミスターマーケティングに期待していることはありますか?

商品はいいのに、ブランディングが弱いせいで認知されていない企業もまだまだあります。企業や商品・サービスの見えない強みを掘り下げて、ブランドを作る。そして、中小企業のマーケットをもっと活性化していってほしい。それを、ミスターマーケティングさんに期待したいです。

 

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